2月18日の日記

2005年2月18日
■映画:華氏911

いやーすごいね。
面白かった。
前作の方がもっと面白かったけど。

なんか前よりも、
メッセージの訴え方がもっと直接的、感傷的だと思った。

そもそも映画の目的が明確だし。
ブッシュを選挙で落とす事。
そういう意味では、僕はこの映画のターゲットじゃない。

で、攻め方を考えたんだろうな。
共和党支持層をどう切り崩すか。

そう考えた時に、もう理屈じゃないって事なんだろう。
アメリカの真中に住んでいるブッシュ支持層って。
都市部のインテリが、
とりあえずは民主党を支持してたのは理屈が通じるからだ。
客観的にものを見るからだ。

でもまだブッシュ支持層は山ほどいて。
それってもう理屈じゃないんだろう。
もしかすると血や刻印のようなものかもしれない。
だから理屈じゃなく、感情で、涙で落とそうと試みた。
理屈で考えないおばさんを主人公にしてこの映画を作った。

でも彼らはそもそもこの映画を見なかったんだろうな。


■視聴:優しい時間

長澤まさみ演じる役がね、なんか特殊。
会話が出来ない。理屈が通じない。
これまでの倉本作品ではあんまいない役。
でも結構いるんだよなこういう人、実際。
ほんと理屈じゃないんだな。

倉本聰はこういう若者とどこかで出会ったのではないか。
そして彼らとこれからどう付き合っていくか、
それに対する彼なりの答を
ここに書こうとしているんじゃないだろうか。

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