■新宿三丁目「彗富運」へ。
読みは「スプーン」。
テーブルにてモルツ中瓶で乾杯し、
どれも旨げなお品書きから、
豚足と緑野菜の黒オリーブ和え、
カラスミのポテトサラダなど適当に。
あ、実際どれも旨いわ。
シャキシャキしっかり、酒のつまみになる
ほうれん草のガーリックソテー生ハム添えとか、
しっかり柔らかビーフを
ワサビと醤油ソースでさっぱり食べさせる
リブロースステーキとか、
時鮭のムニエル辺りも挟みつつ、
スープの旨味で食わせるオリジナルオムライスで〆。
どれも旨さのピントがしっかり明確。
しかもボリュームちゃんとある。
白赤とグラスで飲み継ぎながら、
しっかり食べ飲み
2人で11000円なり。
同伴カップルからお爺さん2人組まで
客層てんでバラバラなのがまた心地よい。
ここは流行るわ。
空いてるうちにまた来ます。
■読了:高村薫/レディ・ジョーカー
文庫登場とともにたまらず再読。
上中下巻。
いやー凄い。凄まじい。
やっぱ凄いなあこれ。
自分の中では、これを超える小説はそう無い。
世界の仕組みを、
言葉にした途端、サラサラと流れ落ちるそれを
丹念に執拗に書き残そうとする
気が遠くなるような試みの果てにあるものとして。
まずは前足、そして後ろ足と
ゆるゆると立ち上がっていく黒い舞台。
立ち上がれば、そこからは一気に疾走。
そのまま突っ切るようにラストまで。
このえもいわれぬラスト。
爽快感と諦念がいり混じった、
ブルッとくる独特の読後感。
終章だけを見ても、
告解の設定がバッサリカットされているなど、
結構全体的に手が入っている印象。
平行して語られるいくつもの物語が
時にふっと寄り添い、
すぐまた離れしているうちに
はじめは目に見えない点であった染みが
じわじわと広がり、感染し、
いくつもの水溜りとつながって、
ついには日本を覆いつくすまで。
そしてその中で、
社会の澱のように溜まったババが、
企業へ、兜町へ、永田町へと
強烈な意思を持って渡り歩き、
ふと一刑事の手元に落ちてくるまで。
ババ抜き。
読みは「スプーン」。
テーブルにてモルツ中瓶で乾杯し、
どれも旨げなお品書きから、
豚足と緑野菜の黒オリーブ和え、
カラスミのポテトサラダなど適当に。
あ、実際どれも旨いわ。
シャキシャキしっかり、酒のつまみになる
ほうれん草のガーリックソテー生ハム添えとか、
しっかり柔らかビーフを
ワサビと醤油ソースでさっぱり食べさせる
リブロースステーキとか、
時鮭のムニエル辺りも挟みつつ、
スープの旨味で食わせるオリジナルオムライスで〆。
どれも旨さのピントがしっかり明確。
しかもボリュームちゃんとある。
白赤とグラスで飲み継ぎながら、
しっかり食べ飲み
2人で11000円なり。
同伴カップルからお爺さん2人組まで
客層てんでバラバラなのがまた心地よい。
ここは流行るわ。
空いてるうちにまた来ます。
■読了:高村薫/レディ・ジョーカー
文庫登場とともにたまらず再読。
上中下巻。
いやー凄い。凄まじい。
やっぱ凄いなあこれ。
自分の中では、これを超える小説はそう無い。
世界の仕組みを、
言葉にした途端、サラサラと流れ落ちるそれを
丹念に執拗に書き残そうとする
気が遠くなるような試みの果てにあるものとして。
まずは前足、そして後ろ足と
ゆるゆると立ち上がっていく黒い舞台。
立ち上がれば、そこからは一気に疾走。
そのまま突っ切るようにラストまで。
このえもいわれぬラスト。
爽快感と諦念がいり混じった、
ブルッとくる独特の読後感。
終章だけを見ても、
告解の設定がバッサリカットされているなど、
結構全体的に手が入っている印象。
平行して語られるいくつもの物語が
時にふっと寄り添い、
すぐまた離れしているうちに
はじめは目に見えない点であった染みが
じわじわと広がり、感染し、
いくつもの水溜りとつながって、
ついには日本を覆いつくすまで。
そしてその中で、
社会の澱のように溜まったババが、
企業へ、兜町へ、永田町へと
強烈な意思を持って渡り歩き、
ふと一刑事の手元に落ちてくるまで。
ババ抜き。
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